第92話
その翌朝。
目が覚めてみるとベッドに綾波が眠っていて。
いつのまに帰ってきてたんだろう?
っていうか、何時まで実験だったんだろう。
僕が寝たのって結構遅かったのにな。
連日これじゃほんとに体がもたなくなると思うんだけど。
起こすのもかわいそうなんだけど・・・
今日実験がないとしたら綾波を置いてくわけにもいかないし。
とりあえず朝ご飯でも用意しとくか。
一通り作り終わって。
ちょっと綾波の様子を見てみると、起きてはいたみたいで。
でも完全には目が覚めてないらしく、ベッドの上でぼーっと座り込んでた。
「おはよう、綾波。」
「・・・おはよう、碇君。」
そのまま僕の顔をじっと見詰めてくる。
「どうしたの?」
「・・・なんでもないわ。」
なんかいつもより声のトーンが低いような・・・って眠いからかな?
「それじゃ、今日は実験ないんだ?」
「ええ。」
「だったら学校もやすんじゃって休養した方がいいかもね。実験の疲れもたまってるだろうし。」
休めるときに休んどいた方がいいよな。
いったん体調崩しちゃうと後が大変だし。
とはいっても素直に聞いてはくれないかなって思ってたんで。
「・・・そうね、そうかもしれない。」
綾波がこう答えたときはかなり驚いた。
にしてもそれはそれでいい傾向なわけで。
「じゃあ僕も学校さぼるかな・・・」
一人にしとくのもなんか心配だし。
綾波と一緒にぼーっとすごすのも悪くないし。
「碇君は学校に行った方がいいわ。」
「・・・綾波?」
そんな風に言われるっていうのも結構意外だったんだけど。
というか、たんに綾波の事が分かってないだけなのかもしれない。
たまには一人になりたいのかな?
まぁ無理にっていうのもあれなんで素直に学校に行ったんだけど。
それからというもの、避けられてるような気がするんだよね。
はっきりとじゃないんだけれど。
どことなく距離を置かれてるというか。
なんか気に障る事でもしたのかな?
綾波がこういう態度をとるときってたいていアスカがらみなんだけど。
最近、綾波といないときはアスカと行動してるって言うのが気に入らないのかなぁ。
にしてもいきなりな気はするし。
芦ノ湖とかぶらついてたのを見られてたとか・・・
って言ってもその間綾波はずっと実験だったんだし。
結局、何も言ってくれないから分からないんだよな・・・
で。
そんな感じのまま日々が過ぎて。
気がついたらもう使徒が来る日になっていた。
結局この使徒をどうするかっていうのが思いつかなかったんだよね。
アスカの言う通り前と同じやり方で倒すしかないのか・・・
初号機の凍結処分は解除されてないし。
仕方ないって言えば仕方ないんだけどさ。
にしても、どうせ出撃できないのに作戦説明には参加させるんだよなぁ。
ミサトさんの説明によると。
とりあえずアスカが出撃して超長距離射撃を試してみることになったんだけど。
たしか全く効かなかったような気がするんだよね。
ATフィールドであっさりはじかれて。
「葛城三佐、わたしを出撃させて下さい。」
ずっと黙ってた綾波がそんな事を言い出して。
「へ?どうしたの、レイ?」
「い、いきなり何言ってんのよ。」
アスカもミサトさんも唖然としてる。
綾波は周りのそんな雰囲気なんて気にもしてない様子で。
「あなたが出撃すると碇君が悲しむ事になるわ。」
アスカに向かって静かに言った。
「どーいう意味・・・っておまけに何でそこにシンジの名前が出てくんのよ。」
「わからないのならいいわ。」
あくまで冷静な綾波。
しかし僕にもどういう意味か分からないんだけど・・・
いや、アスカが精神攻撃を受けるのを見てなきゃなんないのはつらいけど。
そんな事、知ってなきゃ分から・・・
知って?
もしかして・・・
「あのねぇっ。」
アスカの怒声が僕の考えを中断させた。
「落ち着きなさい、アスカ。」
さすがにミサトさんが間に入る。
「レイも、どういうつもりでこんな事言い出したの?」
「それは・・・」
めずらしく、綾波がくちごもる。
「はっきりした理由がないなら作戦の変更はしないわ。アスカ、頼むわよ?」
「分かってるって。」
といいながらも綾波をにらんでるし。
「レイも、いいわね?」
「・・・はい。」
綾波は綾波でただうつむいてる。
けど。
綾波は何か知って・・・いや、まさかね。
そんなはずない。
・・・違うな。
そんな事があって欲しくないんだ、僕は。
今の綾波は父さんの方を向いてるから。
目が覚めてみるとベッドに綾波が眠っていて。
いつのまに帰ってきてたんだろう?
っていうか、何時まで実験だったんだろう。
僕が寝たのって結構遅かったのにな。
連日これじゃほんとに体がもたなくなると思うんだけど。
起こすのもかわいそうなんだけど・・・
今日実験がないとしたら綾波を置いてくわけにもいかないし。
とりあえず朝ご飯でも用意しとくか。
一通り作り終わって。
ちょっと綾波の様子を見てみると、起きてはいたみたいで。
でも完全には目が覚めてないらしく、ベッドの上でぼーっと座り込んでた。
「おはよう、綾波。」
「・・・おはよう、碇君。」
そのまま僕の顔をじっと見詰めてくる。
「どうしたの?」
「・・・なんでもないわ。」
なんかいつもより声のトーンが低いような・・・って眠いからかな?
「それじゃ、今日は実験ないんだ?」
「ええ。」
「だったら学校もやすんじゃって休養した方がいいかもね。実験の疲れもたまってるだろうし。」
休めるときに休んどいた方がいいよな。
いったん体調崩しちゃうと後が大変だし。
とはいっても素直に聞いてはくれないかなって思ってたんで。
「・・・そうね、そうかもしれない。」
綾波がこう答えたときはかなり驚いた。
にしてもそれはそれでいい傾向なわけで。
「じゃあ僕も学校さぼるかな・・・」
一人にしとくのもなんか心配だし。
綾波と一緒にぼーっとすごすのも悪くないし。
「碇君は学校に行った方がいいわ。」
「・・・綾波?」
そんな風に言われるっていうのも結構意外だったんだけど。
というか、たんに綾波の事が分かってないだけなのかもしれない。
たまには一人になりたいのかな?
まぁ無理にっていうのもあれなんで素直に学校に行ったんだけど。
それからというもの、避けられてるような気がするんだよね。
はっきりとじゃないんだけれど。
どことなく距離を置かれてるというか。
なんか気に障る事でもしたのかな?
綾波がこういう態度をとるときってたいていアスカがらみなんだけど。
最近、綾波といないときはアスカと行動してるって言うのが気に入らないのかなぁ。
にしてもいきなりな気はするし。
芦ノ湖とかぶらついてたのを見られてたとか・・・
って言ってもその間綾波はずっと実験だったんだし。
結局、何も言ってくれないから分からないんだよな・・・
で。
そんな感じのまま日々が過ぎて。
気がついたらもう使徒が来る日になっていた。
結局この使徒をどうするかっていうのが思いつかなかったんだよね。
アスカの言う通り前と同じやり方で倒すしかないのか・・・
初号機の凍結処分は解除されてないし。
仕方ないって言えば仕方ないんだけどさ。
にしても、どうせ出撃できないのに作戦説明には参加させるんだよなぁ。
ミサトさんの説明によると。
とりあえずアスカが出撃して超長距離射撃を試してみることになったんだけど。
たしか全く効かなかったような気がするんだよね。
ATフィールドであっさりはじかれて。
「葛城三佐、わたしを出撃させて下さい。」
ずっと黙ってた綾波がそんな事を言い出して。
「へ?どうしたの、レイ?」
「い、いきなり何言ってんのよ。」
アスカもミサトさんも唖然としてる。
綾波は周りのそんな雰囲気なんて気にもしてない様子で。
「あなたが出撃すると碇君が悲しむ事になるわ。」
アスカに向かって静かに言った。
「どーいう意味・・・っておまけに何でそこにシンジの名前が出てくんのよ。」
「わからないのならいいわ。」
あくまで冷静な綾波。
しかし僕にもどういう意味か分からないんだけど・・・
いや、アスカが精神攻撃を受けるのを見てなきゃなんないのはつらいけど。
そんな事、知ってなきゃ分から・・・
知って?
もしかして・・・
「あのねぇっ。」
アスカの怒声が僕の考えを中断させた。
「落ち着きなさい、アスカ。」
さすがにミサトさんが間に入る。
「レイも、どういうつもりでこんな事言い出したの?」
「それは・・・」
めずらしく、綾波がくちごもる。
「はっきりした理由がないなら作戦の変更はしないわ。アスカ、頼むわよ?」
「分かってるって。」
といいながらも綾波をにらんでるし。
「レイも、いいわね?」
「・・・はい。」
綾波は綾波でただうつむいてる。
けど。
綾波は何か知って・・・いや、まさかね。
そんなはずない。
・・・違うな。
そんな事があって欲しくないんだ、僕は。
今の綾波は父さんの方を向いてるから。