第88話
自分の事を加持さんにばらしちゃったわけで。
アスカに関してはごまかしておいたとは言っても。
その辺は謝っとかなきゃと思って電話をかけてみたんだけれど。
「んー?別にいいんじゃない?」
ってあっけらかんと言われて。
ちょっと気が抜けてしまった。
「だって普通はこんな話信じないわよ?加持さんにしたって思い当たるところがあったってだけじゃない?」
「・・・それはそうなんだけどさ。」
「そもそも突っ走れって言ったのはアタシだしねー。それで文句言うのもおかしいでしょ。」
「そう言ってもらえると助かるけど。」
「それに、加持さんに協力してもらうっていうのもいい案だし。」
「他に頼る相手がいないって言う方が大きいけどね。」
っていうか大人の知り合いが少ないんだよな。
加持さんとミサトさん以外って言ったら、リツコさんくらいか。
もっとも綾波のあの件があるから、ちょっとリツコさんを頼るって気にはならないし。
あとはオペレーターの人たちだけど。
顔をあわせたときにちょっと挨拶するくらいなんだよな。
「ま、何にしても、うまくいくといいわね。」
「そうだね。」
協力とかなんとかはべつとしても。
やっぱり死んで欲しくはないよな。
結論を出すには結構時間がかかるかなぁって思ったんだけれど。
加持さんから連絡が入ったのはその3日後だった。
「待たせてしまったかな?」
「いえ。」
「さすがに事が事なんでね。シンジ君の言ってる事が正しいとなるとあんまり時間もなさそうなんだが・・・」
確かに。
前のときに比べれば1ヶ月余裕があるわけだけど。
それにしたってサードインパクトまでせいぜい2ヶ月ってとこか。
そう考えるともっと早く動くべきだったとも思うんだけれど。
「まぁ、結論から先に言えば、シンジ君に協力させてもらう事にした。」
「本当ですか!?」
「ああ。それで、ちょっと話したい事もあるんで、これから例の場所に来てくれないか?」
「それは構いませんけど、このまま電話で話しちゃまずいんですか?」
今日も綾波は実験なんで、この部屋で話してても問題ないんだけれど。
僕がそう言うと電話の向こうで苦笑する気配がした。
「直接会って話したいのさ。」
「はぁ・・・」
まぁ、何か理由もあるんだろうし。
「わかりました、今から行きます。」
で、電話を切ったんだけれど。
一応アスカには言っとこうかな。
いつも事後承諾っていうのもなんか悪いし。
と思って電話してみたら。
「そういう事ならアタシも一緒に行きたいんだけど・・・さすがに話がややこしくなるわよね。」
って言われて。
「ごめん。」
最初からきちんと話してればそういう問題はなかったんだよなぁ・・・
「なに沈んでんのよ。」
「でもさ・・・」
「勝手にぺらぺらしゃべられちゃうのもアレだしね。ま、仕方ないんじゃない?」
「そう・・・だね。」
しかし、こうやってアスカに頼ってるだけじゃまずいよな、さすがに。
いいかげん自分で前を見ないと。
加持さんはもう来ていた。
「すいません、遅くなっちゃって。」
「いきなり呼び出したわけだからね、気にするような事じゃないさ。」
「はい。」
「それで、だ。シンジ君に協力する事にしたわけだが、俺の今の状況も結構やばいものがあってね。表立ってどうこうっていうのはできそうにないんだ。」
「それは・・・そうですよね。」
今何をやってるかって言うのはよく分からないんだけど。
あんな留守電を残さなきゃいけないくらいの状況だったんだろうし。
となると使徒との戦いは僕とアスカでなんとかするしかないのか。
「ま、身を隠しつつ裏工作をするという感じかな。俺にもそれなりに人脈があるからね、それを使う事にするさ。」
そこで軽く肩をすくめて。
「もっとも、どこまでできるかは分からないけどな。」
あんまり期待はしないでくれよ、って苦笑いする。
とはいえ僕たちじゃそっち方面は全然だめだし。
どうしても当てにしたくなっちゃうな。
まぁ、後の心配が軽くなっただけでも十分すぎるくらいなんだけど。
アスカに関してはごまかしておいたとは言っても。
その辺は謝っとかなきゃと思って電話をかけてみたんだけれど。
「んー?別にいいんじゃない?」
ってあっけらかんと言われて。
ちょっと気が抜けてしまった。
「だって普通はこんな話信じないわよ?加持さんにしたって思い当たるところがあったってだけじゃない?」
「・・・それはそうなんだけどさ。」
「そもそも突っ走れって言ったのはアタシだしねー。それで文句言うのもおかしいでしょ。」
「そう言ってもらえると助かるけど。」
「それに、加持さんに協力してもらうっていうのもいい案だし。」
「他に頼る相手がいないって言う方が大きいけどね。」
っていうか大人の知り合いが少ないんだよな。
加持さんとミサトさん以外って言ったら、リツコさんくらいか。
もっとも綾波のあの件があるから、ちょっとリツコさんを頼るって気にはならないし。
あとはオペレーターの人たちだけど。
顔をあわせたときにちょっと挨拶するくらいなんだよな。
「ま、何にしても、うまくいくといいわね。」
「そうだね。」
協力とかなんとかはべつとしても。
やっぱり死んで欲しくはないよな。
結論を出すには結構時間がかかるかなぁって思ったんだけれど。
加持さんから連絡が入ったのはその3日後だった。
「待たせてしまったかな?」
「いえ。」
「さすがに事が事なんでね。シンジ君の言ってる事が正しいとなるとあんまり時間もなさそうなんだが・・・」
確かに。
前のときに比べれば1ヶ月余裕があるわけだけど。
それにしたってサードインパクトまでせいぜい2ヶ月ってとこか。
そう考えるともっと早く動くべきだったとも思うんだけれど。
「まぁ、結論から先に言えば、シンジ君に協力させてもらう事にした。」
「本当ですか!?」
「ああ。それで、ちょっと話したい事もあるんで、これから例の場所に来てくれないか?」
「それは構いませんけど、このまま電話で話しちゃまずいんですか?」
今日も綾波は実験なんで、この部屋で話してても問題ないんだけれど。
僕がそう言うと電話の向こうで苦笑する気配がした。
「直接会って話したいのさ。」
「はぁ・・・」
まぁ、何か理由もあるんだろうし。
「わかりました、今から行きます。」
で、電話を切ったんだけれど。
一応アスカには言っとこうかな。
いつも事後承諾っていうのもなんか悪いし。
と思って電話してみたら。
「そういう事ならアタシも一緒に行きたいんだけど・・・さすがに話がややこしくなるわよね。」
って言われて。
「ごめん。」
最初からきちんと話してればそういう問題はなかったんだよなぁ・・・
「なに沈んでんのよ。」
「でもさ・・・」
「勝手にぺらぺらしゃべられちゃうのもアレだしね。ま、仕方ないんじゃない?」
「そう・・・だね。」
しかし、こうやってアスカに頼ってるだけじゃまずいよな、さすがに。
いいかげん自分で前を見ないと。
加持さんはもう来ていた。
「すいません、遅くなっちゃって。」
「いきなり呼び出したわけだからね、気にするような事じゃないさ。」
「はい。」
「それで、だ。シンジ君に協力する事にしたわけだが、俺の今の状況も結構やばいものがあってね。表立ってどうこうっていうのはできそうにないんだ。」
「それは・・・そうですよね。」
今何をやってるかって言うのはよく分からないんだけど。
あんな留守電を残さなきゃいけないくらいの状況だったんだろうし。
となると使徒との戦いは僕とアスカでなんとかするしかないのか。
「ま、身を隠しつつ裏工作をするという感じかな。俺にもそれなりに人脈があるからね、それを使う事にするさ。」
そこで軽く肩をすくめて。
「もっとも、どこまでできるかは分からないけどな。」
あんまり期待はしないでくれよ、って苦笑いする。
とはいえ僕たちじゃそっち方面は全然だめだし。
どうしても当てにしたくなっちゃうな。
まぁ、後の心配が軽くなっただけでも十分すぎるくらいなんだけど。