第27話
しかし・・・。
服が肌にこすれて痛いなとか思いつつ。
旅館の部屋でねっ転がってぼーっとしてた。
さすがにこれじゃ温泉なんて入れないし。
単純に動くと辛いんで、寝転がっているというか。
けど、なんでエヴァの中にいた僕がヤケドしたのかちょっと気になって。
聞いてみたんだけれど。
高いシンクロ率のせいで周囲の熱さがフィードバックされて。
それを受けた体の方が勝手に思いこんでこうなったとか。
後は当然LCLが加熱されたからとか。
それらの要素が混ざり合ったとか。
なんかそんな話で。
いまいち良くわからなかったんだけど。
まぁ正直、死ぬほど熱かったから。
そのせいだと言われればそれはそうかと納得してしまったりもしてる。
どっちにしろ、こうしてヤケドで苦しんでる現実は変わらないわけだし。
まぁ、アスカは助けられたんだしいいかって感じで。
にしても。
溶岩に飛びこむ時。
我ながら全然迷わなかったよなぁって。
命綱が切れたって思ったら、もう地面を蹴ってたし。
ほかの何もかも忘れてた気がする。
とっさの時って何も考える余裕がなくなるものなのかもしれない。
それがいいことか悪いことかよくわからないけど。
変に悩んで何も出来ないよりはましなのかもとか思ったりもした。
やっぱり、うじうじと悩みすぎてる気がするし。
でも悩まずにいられないんだよな。
いろいろと考えさせられて。
・・・やめよう。
結局また考え込んでる。
少し気分転換でもした方がいい。
で、なんか冷たいものでも買いに行こうとして部屋を出たら。
入り口の所にアスカが立ってた。
けど。
一体何の用なんだ?
僕と話す気はないって言ってたくせに。
で、しばらく様子を見てたんだけど。
アスカのほうもなんか口を開きかけては閉じるって感じで。
このままお見合いしててもしょうがないし。
「なにか用?」
って聞いてみたら。
少し照れくさそうに。
「い、一応アンタに助けてもらったわけなんで、そのお礼とお見舞いよ。」
って軽く目線をそらしながら言いきった。
ああ、そういうことか。
「別に、そんなの良いのに。」
まぁ正直な所。
アスカがお礼を言いに来てくれたっていうのはうれしかったし。
何もなかったらなかったで嫌な感じだったんだろうけど。
「たいしたことでもないんだしさ。」
僕がそう言うと、アスカは少し考え込んでからこう言った。
「ひとつ聞きたいんだけど、なんでアタシの事を助けたの?」
なんでって聞かれてもさ。
考えて動いたわけじゃないし。
改まって聞かれると困るんだよな。
「理由がなきゃだめなの?」
「・・・そういうわけじゃないけど。」
軽く視線をさまよわせて。
「アタシはああいうこと言ってるのにって・・・そう思って。」
なんかそれだけでもないような気もするんだけど。
追求したってムダだろうな。
まあでも。
「相手がどうとかさ。そういう理由で助けるわけじゃないだろ?」
「・・・それはそうだけど。」
「手を伸ばして、それで誰かが助けられるんなら。」
軽く視線を落して自分の手を見つめてみる。
「そうしたら手を伸ばすんじゃないの?」
それが普通だ。
なのに。
そのはずなのに。
僕はそれが出来なかった。
理由をこじつけようと思えばいくつかは作れのかもしれないけど。
前の僕は手を伸ばせなかった。
それは紛れもない事実で。
そのくせよくこんなこといえるよなって思ったけど。
今そう思ってることだけは確かで。
アスカもなにも言わずに僕の言葉を聞いててくれた。
服が肌にこすれて痛いなとか思いつつ。
旅館の部屋でねっ転がってぼーっとしてた。
さすがにこれじゃ温泉なんて入れないし。
単純に動くと辛いんで、寝転がっているというか。
けど、なんでエヴァの中にいた僕がヤケドしたのかちょっと気になって。
聞いてみたんだけれど。
高いシンクロ率のせいで周囲の熱さがフィードバックされて。
それを受けた体の方が勝手に思いこんでこうなったとか。
後は当然LCLが加熱されたからとか。
それらの要素が混ざり合ったとか。
なんかそんな話で。
いまいち良くわからなかったんだけど。
まぁ正直、死ぬほど熱かったから。
そのせいだと言われればそれはそうかと納得してしまったりもしてる。
どっちにしろ、こうしてヤケドで苦しんでる現実は変わらないわけだし。
まぁ、アスカは助けられたんだしいいかって感じで。
にしても。
溶岩に飛びこむ時。
我ながら全然迷わなかったよなぁって。
命綱が切れたって思ったら、もう地面を蹴ってたし。
ほかの何もかも忘れてた気がする。
とっさの時って何も考える余裕がなくなるものなのかもしれない。
それがいいことか悪いことかよくわからないけど。
変に悩んで何も出来ないよりはましなのかもとか思ったりもした。
やっぱり、うじうじと悩みすぎてる気がするし。
でも悩まずにいられないんだよな。
いろいろと考えさせられて。
・・・やめよう。
結局また考え込んでる。
少し気分転換でもした方がいい。
で、なんか冷たいものでも買いに行こうとして部屋を出たら。
入り口の所にアスカが立ってた。
けど。
一体何の用なんだ?
僕と話す気はないって言ってたくせに。
で、しばらく様子を見てたんだけど。
アスカのほうもなんか口を開きかけては閉じるって感じで。
このままお見合いしててもしょうがないし。
「なにか用?」
って聞いてみたら。
少し照れくさそうに。
「い、一応アンタに助けてもらったわけなんで、そのお礼とお見舞いよ。」
って軽く目線をそらしながら言いきった。
ああ、そういうことか。
「別に、そんなの良いのに。」
まぁ正直な所。
アスカがお礼を言いに来てくれたっていうのはうれしかったし。
何もなかったらなかったで嫌な感じだったんだろうけど。
「たいしたことでもないんだしさ。」
僕がそう言うと、アスカは少し考え込んでからこう言った。
「ひとつ聞きたいんだけど、なんでアタシの事を助けたの?」
なんでって聞かれてもさ。
考えて動いたわけじゃないし。
改まって聞かれると困るんだよな。
「理由がなきゃだめなの?」
「・・・そういうわけじゃないけど。」
軽く視線をさまよわせて。
「アタシはああいうこと言ってるのにって・・・そう思って。」
なんかそれだけでもないような気もするんだけど。
追求したってムダだろうな。
まあでも。
「相手がどうとかさ。そういう理由で助けるわけじゃないだろ?」
「・・・それはそうだけど。」
「手を伸ばして、それで誰かが助けられるんなら。」
軽く視線を落して自分の手を見つめてみる。
「そうしたら手を伸ばすんじゃないの?」
それが普通だ。
なのに。
そのはずなのに。
僕はそれが出来なかった。
理由をこじつけようと思えばいくつかは作れのかもしれないけど。
前の僕は手を伸ばせなかった。
それは紛れもない事実で。
そのくせよくこんなこといえるよなって思ったけど。
今そう思ってることだけは確かで。
アスカもなにも言わずに僕の言葉を聞いててくれた。